鵜川の山花日記

鵜川を舞台に、農業とだぁ~すけの活動を通して、鵜川をおもしろいところにしていく人のブログ

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農業で提供できる価値とは 簿記を学びに行く中で考え始めたこと

 先日、新潟市農業大学校複式簿記を学びに行った。三日間だけであるため、複式簿記自体の理解と基礎の習得をすることが主目的であった。

 

 そもそも「簿記」とは、帳簿に記入する能力であり、帳簿に記入する方法を学ぶのである。農業に必要な簿記の能力は、簿記2級に相当する能力である。2級は工業簿記に必要な能力であり、材料を仕入れて、生産し、製品を売る。この過程までの簿記を網羅する能力である。

 

 このことを知ると、ふと思うことあった。農業と工業は大分似ている面があるということだ。農業も工業もいずれも生産する産業である。しかし、まったく一緒かというと、一緒ではない。違うのは、生産することによって提供する価値が違うからではないかと考えている。

農業が提供する価値は、人間の体の基である。

一方、工業が提供する価値は、より便利な世界である。

 仮にも工学部を出る人間として、農業を工業の一つ捉えて、経営戦略を立てることはできないだろうかと考え始めた。工業が提供する価値が、生産することで便利な世界を作ることだとしたら、農業で提供する価値は、便利な世界を作ることではない代わりの何かを作ることに出来ないだろうか

 新しい生産技術を作ることだろうか、それとも、新しい販売技術を作ることだろうか。工学部を出る身としては、新しい販売技術よりも新しい生産技術で世の中に新しい価値を提供できるようになりたい。

 では、その新しい生産技術で稼ぐ方法はなんだろうか。新しい生産技術を試したデータを公開するというのはどうだろうか。

 

 常に変わり、進化していく生産技術。そして、それを公開するメディア。これこそが、私が農業で提供する価値にふさわしいのではないか。

 

3/6鵜川で雪上運動会

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