エンジン音を聴いている
エンジンとの向き合い方から、私の人間関係の向き合い方を読み取る。
エンジンといえば、動力を生み出せる機械の部品である。エンジンに触れる機会が増えたのは、大学生になってからだろう。自宅から通学できた大学ではあるが、自転車や公共交通機関では、時間がかかりすぎる。免許を取ったら母の車を共用で車を使っても良いという状況であったことから、免許取得以後、車で通学するようになった。
車を運転していた。通学だけでない、所属していたサークルの性質上もたくさん運転する必要があった。運転しているときは、エンジンの音をよく聴いている。心地よい音、頑張りすぎてる音、まだまだ余裕の音などが聴き取れた。運転している時は、できる限りエンジン音が心地良い程度の音になるようにアクセルを吹かしながら、運転するようになった。
エンジンだけでなく、人間関係もそうでありたいと思うようだ。相手が心地よいと思う状態にしておきたい、と。そのために、相手との距離感や、その場を雰囲気をすごく読み取る。私がこの空間にとって、最適となるにはどうしたらよいのかと考えている。もし、私の存在する空間に怒気を現す人がいたら、泣きそうになっているぐらいで。
一事は万事。全てがそうということはないが、一事のことで、わかることは少なくない。一つの道を極めると他のこともわかりやすくなる。学問の世界でも同じである。
私が創り出そうとしているのは、心地良い関係でいられる状態なのだと。私のいる空間に存在している人、機械、私自身もだ。子供と接しているときは、一番その傾向が謙虚に現れているのかもしれない。大人のように、表面を繕うことはなく、機械のようにこちらから全てを読み取る必要はない。思ったこと、感じたことを、そのまま表現してくれる。
中には、あまり近づいて欲しくない感を出している子もいる。でも遠くには行かないで欲しいと思ってる。その子が出している距離感を読み取る。適切な距離感を保とうとする。近すぎない距離でその子に付いていく。その子が私の方を向けば、視線が合うように。それが、その子にとっての心地よい距離感だから。
心地よいエンジン音を聴き取るように、心地よい人間関係を感じ取る。
それが、私の生き方。
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