鵜川の山花日記

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田んぼの学校 稲の様子~2017年夏~

鵜川の田んぼの学校のお兄さんこと、澁江です。

 

えっ、もうおじさん? お、そうだな。

いい歳になりました、24歳澁江です。

 

5月21日に田んぼの学校 1時間目のときに田植え

2017 田んぼの学校1時間目 - 鵜川の山花日記

6月17日に田んぼの学校 2時間目のときに田んぼの除草

2017 田んぼの学校2時間目 - 鵜川の山花日記

 

それから、ず~っと間があいて、9月30日の田んぼの学校3時間目に稲刈りとなります。

というわけで、今日は、田植えからの今までの様子を農家目線を沿えて紹介していこうと思います!

 

【目次】

 

5月21日 田植え

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5月21日にみんなで田植えした稲

 

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まだ、ほっそい

 

6月17日 除草

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約一ヶ月経過した6月17日

稲も生長したけど、雑草もすごくて、草生えるわぁwwwな状態

 

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少数精鋭だけど、草取りしまして

 

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きれいになりました!

 

7月11日 中干し中

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稲の背も伸びてきて、青々してる感じが出てきました!

 

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6月下旬頃から、中干しといって、入水をやめ、田んぼの水を排水します。

中干しの目的はというと、

①株数の分決を抑え、大粒になりやすくする。

②しっかりと根を張らせ、倒伏しにくくする。

という効果が期待できます。

 

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また、中干しをより効果的にするために溝切りを行います。

溝切りには、

①排水しやすくする。

②以後の入水した際に、水を全体に行き渡せやすくする。

といった効果が期待できます。

写真真ん中に横向きの溝があるのが、おわかりでしょうか。

 

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中干しを進めると、こんな風に田んぼにヒビが入ります。

このぐらいになると、田んぼの中を長靴で楽々歩き回ることができます!

 

7月20日 穂肥え投入前f:id:ukawanosannka:20170820220515j:plain

7月11日より、いくぶん背が伸びたかなという感じ

 

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中干しを継続しながら、

①葉色

②背丈

③株数

を考慮しながら、穂肥え(ほごえ)を撒く時期や撒く量を決めます。

 

穂肥え(ほごえ)は、いわゆる追肥

肥料を足してやるわけですが、穂が出来始める頃を狙って撒く肥料であるため、穂肥え(ほごえ)と呼ばれています。

ですから、ただの追肥(ついひ)といわれることもありますし、実(穂)が出てから撒く、実肥え(みごえ)というのをすることもあります。

 

もし、もうちょっと本格的にやるのなら

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穂が頭を出す前に、茎の中に出来る幼穂(ようすい)というのがあります。

写真真ん中に、穂のような気がする白いものがあるのがお分かりでしょうか。

 茎を切りとってみて、この幼穂(ようすい)の長さをみて撒く時期を決めると、狙った時期に穂肥え(ほごえ)を撒くことが出来ます。

 

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幼穂(ようすい)も大分成長すると、茎の中でしっかりと穂の形になっているのがおわかりでしょうか。

 

8月11日 花が咲く

 

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今までとちょっと様子が変って、稲の頭部分に何か出来ていますね。

 

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穂が出てきています。

そして、この白いのが稲の花

 この段階までくると、後は水管理をしながら、収穫のときを待つという感じになります。

 植える時期にもよりますが、お盆のときぐらいは、米農家も少しはゆっくり出来るという感じになりますね。

 

8月19日 穂が垂れてくる

 

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穂がなんとなく黄色に。

とても稲っぽいという感じでしょうか。

 

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頭も垂れて、成熟するのを待つのみ。そんな感じ

 実際には、草刈したり、出荷するための手はずや材料をそろえたり、収穫に使う機械の掃除をしたり、やることは色々あるのですが、ワクワクしながら待っているという感覚です。

 

次回の田んぼの学校が 9月30日 。この稲たちの稲刈りをするときになります。

もしかしたら、半ゾンビ化してる澁江が見られるかもしれません!

 

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