大学時代の一人の友達の話
大学時代のある一人の友達
一端の落ち着く時になると、目の前のことに集中するだけだった時には、思い出しもしなかったことが、思い出される。
「澁江、長高行ってたんだろう?www」
私の勉学への取り組み方をみて、大学の同級生によく言われてたこと。学歴を褒める意味ではない。あまりにひどい勉学への取り組み方に対する言葉である。
サークル活動にガチになりすぎてたから、勉学は半場投げ捨て気味になってた。基礎学力を問われる科目はともかく、専門分野や、プログラミングはまったくダメ。
授業中は、いつも一緒にいる友達に教えてもらいながらどうにか乗り切っていた。約8割が高専から編入生で占める大学の中で、私と同じく普通高校から入学したその友達。私と違って、勉学に対する取り組み方も真面目で、成績もクラス1位になるぐらい優秀でした。就職の際も、学部4年の時に行くインターン先で、すでに内々定をもらっていたそうで、大学院を卒業したら来てくれといわれていた。
重度の身体障害があって、電動車イスが必要ではあった。だから、人の手を必要とする時が多々あった。それが一つの要因か否か、私と一緒にいることが多くなった理由の一つだったかもしれない。どちらかというと、私が友達いないものだから、私から寄っていった感じだけど。時々、手が必要なときに手を貸してた代わりというべきか、勉学面でとても助けてもらった。とてもどころじゃない、自分でやれよと怒られそうなぐらい、煩わしく聞いて教えてもらってた。
私が留年したものだから、同じ年度の学部の卒業式には出られなかったけど、オレもちゃんと大学を卒業した上で、今ここに居ます。
大学時代とても助かりました。ありがとう。
大学時代に助けてもらった一人の友達の話